2020/06/30 15:50
天然皮革の証
タンニン鞣し
タンニン鞣しで鞣された革は、丈夫さと革本来の自然な風合いを持っています。表面はやや傷がつきやすいものの、素材そのものが強靱な為、長い間使用していただけます。脂分などを吸収しやすい特徴を持つ為、使い込めばどんどん革独特の経年変化、味わい深さが生まれてきます。
染料仕上げ
タンニン鞣しと同様に傷や個体差がそのままでるので、綺麗な革は素肌美人の革です。 染料で染み込ませる仕上げ方です。 素材そのものを活かすことができます。 その一方で表面的には、顔料のように均一な色着きではなく色ムラができますが、そのムラができるからこそ、革らしさを表現できます。 また経年変化を楽しめ味のある革らしい革が好きな方は染料仕上げの革がおすすめです。トラスジのように入っているシワです。 首の周りや腹など生前にシワがよりやすい部位に見られます。個体差により量や深さは異なります。 | バラ傷革の銀面に入っている引っ掻き傷の痕です。 傷のできた時期によって強度や風合いが異なります。ワイルドな印象を醸し出します。 | 血筋イナズマのように細かく枝分かれしたスジ模様。 皮膚が薄い部分や皮膚のすぐ下にあった血管の痕跡で、天然皮革だけの自然な風合いです。 |
毛穴太めの体毛が通っていた穴が、開いたまま表面に残ったもの。 | かさぶたの痕刺し傷や擦り傷が治ったかさぶたの痕が、革に残ったもの。 | 色ムラ体の部位により繊維の密度や厚さが異なる為、色ムラが起こります。 |